コットへ!

今日から私は普段の生活にもどる。朝、オットを会社に送り出してしまうと、出産したとは思えないくらい静かで一週間前とほとんど変らない室内の様子。でもおそらくあと10数日もすると、嵐のような慌しさになるんだろうなあ・・・。幸か不幸か、もうしばらくの猶予期間ができたので、体力を回復させつつ、もう少し室内の環境を整えよう、と決意。あんなに小さいのに、この木造で寒い家に迎え入れてしまってよいのだろうか、と不安になってくる。
今日も母と三女が付き添いをしてくれることに。朝からとにかく風が強く、気温もかなり低い。「無理をしない方がいい!」との母の強い主張により、昨日と同じくタクシーを捕まえていくことに。今日の運転手さんは渋滞を避けるため高速を使わないことを選択。しかし途中まではかなり順調だったけれど、やはり目的地に近づくにつれ、道は混雑してくる。たぶん三鷹から八王子まで2時間くらいかかった。年末のためなのか、あちこちで工事をしているためなのか。「やっぱり普通に電車を使った方が楽で早いかもね・・・」という結論に達する。
面会時間残り30分くらいになって、ようやく病院に到着し、昨日ムスメの居た場所に行くと、違う子がスヤスヤと眠っている。「あれ? どこに行った?」と周りをキョロキョロしていると、担当の看護師さんが「こっちです!」と声をかけてくれた。何と、点滴が外れて、体温を維持できるようになったので保育器を出て、コット(←小さい新生児用ベッド)に移動していたのだ。つまりミルクだけで栄養が摂れるようになったということで、何ともめでたい。外に出たので寒くならないように肌着を着せられて、さらにバスタオルをおくるみのように巻いて眠っていました。どうやら新生児はくるまれていると落ち着くようで、周囲の子たちも皆一様にくるまれていました。掛け布団とか毛布とかは使わないらしい。この「巻き技」、習得したい・・・。
オムツを替え、さらに授乳までさせていただく。部屋の隅に衝立が置かれ、中に「授乳スペース」が設けられている。そこでお母さん達が子供を連れて授乳することに。直接授乳だと量が分からないので、事前事後に体重を測定して引き算をして哺乳量を算出するのだそう。とはいえ、最初からグイグイと飲むのは難しいらしく、お互いに要領が分からないこともあり、飲んだのはわずか8ミリリットルのみ。これから慣れていくしかないのだけれど、コード類が取れて身軽になったため、わざわざ一緒に来てくれた母と三女にも窓越しだけれどかなり間近でムスメを見せてあげることができ、写真も格段に撮りやすくなったし、大進歩というべき一日だった。
病院を出たあと、そのまま母が自宅までついてきて、豆乳鍋とかぼちゃの煮物を作ってくれる。これにご飯とほうれん草胡麻和えを足して夕食とする。栄養はこれで足りているかな。22時頃に会社帰りの次女もやって来て、何とも賑やかな夜となる。今日が仕事おさめだったらしく「在庫処分」とやらで茶色のロングブーツ(3万円するらしい)をいただく。