退院&ムスメ初対面

クリスマスランチ

ついに最終日。今回お世話になった産院の、いい意味での「いい加減さ」はとても私に合っていた。ガチガチな指導で「こうしなさい」「ああしなさい」と厳しくせず、放っておいて欲しい時には、そっとしておいてくれる。おかげでデラックスな個室をひとりで満喫させていただき、めちゃくちゃ居心地良かったです。ただ、今回せっかくの「母子同室」の醍醐味が全く味わえなかったことが唯一の心残りだったので、また機会があるなら、今度こそ体調を万全に整えて、リベンジしてみたい。
昼食はクリスマス当日ということで、カードが付いたクリスマスメニューだった。体力をつけなければいけない産婦にはかぼちゃコロッケがプラスされているらしい。うう、美味しいよ〜。そうこうするうちに母と三女がやって来て、清算をしてもらう。入院費はすでに支払った分のみでほとんど足りてしまったらしく、ホッと一安心。あとはムスメの入院費が、果たして幾らになるのか・・・。全く見当がつかないだけに、恐ろしい。
タクシーを呼び、自宅に荷物を置いてから八王子へ。気持が急くけれど、渋滞にはまってしまい、結局かかる時間は電車と変らず。ようやっと病院に到着してみると、すでに話に聞いていたとおり、かなり古い建物だった。受付で名簿に記入してそのまま新生児病棟へ向かう。NICUとGCUが併設されていて、他にも面会のご家族がたくさん。ただし中に入って直接触れ合えるのは「両親のみ」ということで、その他の付き添い者はすべて窓越しで見るだけになるのだそう。それでもベッドの位置取りが悪いと、完全に死角に入ってしまい、全く見ることができない。ムスメもちょうどGCU一番奥の保育器に入っていたので、窓越しに見るにはどんな視力を持ってしても叶わず。でも両親によるデジカメ類持ち込みはOKなので、思う存分我が子を撮影し、見せてあげることができるようになっている。
初めて来院した母親であると伝えると、とても可愛らしい担当の看護師さんがやって来て、入室の仕方や手洗いの方法などなど、とても丁寧に教えてくださる。そしてようやくの初対面。これまではオットが撮影してきた写真ばかり眺めてきたので、脳内の縮尺感覚が麻痺してしまったのか、実際のムスメは私の想像以上の小ささと細さ。もちろん会えて嬉しい気持もあるのだけれど、こんなに小さい状態で産んでしまったことが申し訳なくなってしまう。でも看護師さんや担当の先生によると、ミルクを積極的に飲んで、少しずつではあるけれど着実に大きくなっているそうなので、あまりくよくよせずに堂々と育てていこう、スキンシップをとろう、個性を尊重しよう、と決意。早速ご指導を受けつつ、点滴等はつながったままだけど、保育器の外で抱っこをし、オムツを替え、哺乳瓶でミルクをあげ、ゲップをさせることができました。よし、これからがんばろう。