入院三日目

お祝い膳!

結局23時、2時、5時と夜中も3時間ごとに目が覚めて搾乳。人間とは便利なもので、子供が居なくても母体に本能的なリズムが宿っているらしい。めちゃくちゃ痛みを感じている鎖骨の下あたりのハリというかしこりについては、助産師さんによると皆が経験するものらしく、心配ないとのこと。「とにかく小まめに搾るしかないです」と指導を受ける。つまりサボるな、と。でも言われずとも、低体重児の発育にはお母さんの母乳が一番良いらしいので、石にかじりついてでも、順調に母乳をとりたいので、とにかく(めずらしく)真剣に頑張っています。
ちょうど今日が仕事納めのはずなので、職場に出産のご報告をする。「とにかく子供は元気なのでご心配なく」と強調。すると元上司からは「あなたの子なら間違いなく元気だから大丈夫よ〜」と逆に励まされる。たしかに働いていた5年間、体調不良で休んだりしたのは、2,3回くらいでした・・・。
病院から、出産のお祝いにと、オットと二人分、豪華な食事が出される。「お祝い膳」というのだそう。鯛の尾頭付きで、ご丁寧にピンクのシャンメリーもついている。看護士長さんから「HP用に撮影させて欲しい」と依頼があり、オットと二人モデルになって、ひきつりつつも笑顔で乾杯をしたりして協力をする。大変お世話になっているので、イメージアップに貢献できれば良いけれど。逆効果にならないことを祈る。
さらに、午後になって某乳業会社の担当者が来室し、「調乳指導」をしてくれる。要するに自社製品を売り込むためのセールスなのだけれど、調乳の方法は参考になった。ふむふむ、最近は固形タイプの粉ミルクも出ているのか・・・。「すりきりで△杯」なんてやる必要がないということで、こりゃ便利ですわ。そういえば、お友達のK家でも愛用していたような気が。試供品を抜かりなく頂戴する。
ありがたいことに毎日、家族の誰かしらが来てくれるのだけれど、今日は父と三女という珍しい取り合わせだった。親戚関係からのお祝いを届けてくれました。本当なら退院がちょうど年末年始にあたるので、オットが仕事詰めになる見込みということもあり、実家に子供を連れて何日かお世話になりに行く予定だったのだけれど、こういう状況になってしまったので、それが叶わず、父は「ウチには来れないのか・・・」とにかく残念そう。さらに娘を三人育て上げた腕を発揮したいらしく「お風呂に入れたかった」と言われてしまう。ムスメ退院後、せめて1日だけでも泊まりに行かないと、この先もずっとぼやかれることになりそう・・・。
夕方、冷凍母乳を届けて面会をしてきたオットが、写真とともに本日のムスメ情報を届けてくれる。点滴効果もあり出産時から体重は50グラム増加したとのこと。さらにミルクを口から飲めるようになったので、段々点滴を減らして、母乳で栄養を取れるようにしていくのだそう。「良い傾向」とのことで、本当に良かった。鼻にチューブをつけているのだけれど、それを保護するために顔に名前入りの手作りシール(?)をつけている様子に心和む。ちなみにアフロ犬のイラストでした。助産師さんが「小児科担当はお絵描き上手じゃないとダメなのよ!」と言っていたけれど、納得。