おすすめエッセイ

早いもので、11月も残り一週間。師走の足音が聞こえてきます・・・。
昼頃から冷たい雨が降りはじめ、とにかく寒い一日でした。どこかに出かけて行く気にもなれず、かといって家の中でのアレコレに手をつける気にもなれず、「今日はお休み(←いつも休みですが)!」と開き直って、のんびりゴロゴロ暮らしました。おかげで特段のネタもなし。


そういえば、先日購入したこれ、すっごく面白かったです↓

グアテマラの弟

グアテマラの弟

前作の「わたしのマトカ」も面白かったのですが、今回は題名のとおり、著者がグアテマラに住み着いてしまった弟を訪問する内容のエッセイで、家族や未知のラテン国家での生活への視点がユニークなのもさることながら、文章が上手でとにかく「読ませる」のです。個性派俳優として有名な方ですが、文筆業に転向してもやっていけそう。
エッセイ、好きです。小説や物語だと、作家個人の「癖」が前面に出てきてしまうので、どうしても自分に合う方の作品ばかり読んでしまい、偏りがでてきてしまいますが、エッセイは、好き嫌いなく楽しめる気がします。
ただ、傾向として固くて真面目すぎるものよりも、日常生活に根ざした題材をとりあげ、くだけた雰囲気があるものが好みで、男性より女性の書くものの方が、読む機会が多いかもしれません。情けない内容ばっかりですが、こんなブログを続けていられるのも、そういう志向性があるからなのかも。