お料理大会

楽しい食卓

9月3連休の恒例企画(?)は、千葉の某市に居を構える友人夫婦K家ご訪問。今年もあつかましく泊りがけで遊びに行ってきました。我が家から電車を乗り継いで1時間半ほどの距離にあり、ちょっとした行楽気分を味わいつつ、毎回ゆったりとくつろがせていただいています。周辺は梨の名産地、かつ現在進行形で「ニュータウン」が形成されつつあり、分譲宅地やら分譲マンションやらが駅を中心として来るたびに同心円状に広がっている。「住み始めた頃ははわずか数軒だった町内会の規模が、どんどん大きくなっている」とはK家旦那さまの弁。町内会のとりまとめをやるのも大変そう。気楽(?)な賃貸アパート暮らしの我々には無縁の世界でありますが、やっぱりお庭のある広々とした一軒家はうらやましい。
午後、お昼を過ぎた頃に到着すると、すでにY家のご夫婦と1歳になったばかりの長男Sくんが到着されていました。Sくんと前回会ったのは今年のゴールデンウィークだったけれど、すばらしい成長ぶり。身体は二回りくらい大きくなっているし、まだ数語だけれども単語を発しているし、ハイハイの推進力は凄い威力だし、つかまり立ちもできるし。「うわーん、大きくなって!」と感動。好奇心旺盛で、自己主張もしっかり。歩きはじめると、いよいよ目が離せなくなってきそうだけれど、今後の成長が楽しみ。しばし再会を(一方的に)喜ぶ。
このグループが集うと、「夕食は皆で協力しながら作る」のがお約束。持ち寄ったオヤツをつまみながら、しばしくつろいだ後、「今夜は何を作ろうか?」という話になる。しかしリビングに置かれていた『横浜中華街食べ歩きガイド』をパラパラと見させていただくうちに、私の脳内に「中華料理の妖精」が降臨したらしく、香港の思い出も呼び水となって、中華料理が食べたくて仕方なくなる。おそるおそる主張すると、「じゃあ今日は中華で行こうか!」という話に。あっという間にいくつかのメニューと、その担当者が決まる。みんな、話が早い。
早速大きなショッピングセンター(イオン)に車で連れて行っていただき、材料をあれこれと調達。広いスーパー、実は大好きです。ラーヴ。あちこちにトラップのごとく試食品コーナーが設けられ、そこを通りかかるだけで自然とお腹が空いてくる仕組み。そうするといろいろ余計な物も購入してしまうわけで・・・、うーん、よく出来ている。
さてさて、本日のメニューは、

  • 焼き餃子
  • チンジャオロース
  • マーボー豆腐
  • 中華風コーンスープ
  • K家特製チャーハン
  • サラダ2種
  • ハム肉(D家旦那さま用に持参)

でした。
背伸びせず、日頃作り慣れているものばかりなので、手際よく次から次へとパッ、パッと作成されていく。今回もまた皆の料理の腕が向上しているのを感じ取る。さらに広いシステムキッチンなので、一度に3人が立っても大丈夫なのがすばらしい。いつも狭いキッチンで調理をしている身としては、楽しくって仕方がない。K家ご夫妻の息のあった調理プレー(焼き方→旦那さま、下ごしらえ+味付け→奥さま)も素晴らしかったのですが、Y家旦那さまの餃子包みテクニックとその合理的な手法にはびっくり。「そ、その手があったか・・・!」という感じ。脱帽。
出来上がった料理をテーブルにずらっと並べ皆で囲む。一番嬉しく楽しい瞬間。どの料理も良い出来です。特にK家旦那さまの特製チャーハンは、ちゃんとパラパラほぐれていて、刻んだほうれん草が入っていて、優しい味にホッとしました。それに反して私の作成したマーボー豆腐はかなり本格的なセットを使用してしまったらしく(よく見れば「大辛」と書いてあった)、めちゃくちゃ辛い。一応「辛いけど美味しい」との評価でしたが、まさに大人のマーボー豆腐で、別添えの山椒を振って食べようものなら、悶絶しそうなほどの辛さに。これがなぜかオットとK家旦那さまのチャレンジスピリットを呼び起こしてしまったらしく、ほとんど彼らが平らげてしまったのでした。