太極拳剣道

外は嵐だというのに、剣を抱えてウキウキと太極拳練習会へ。
剣の套路を毎回少しずつ教わっているので、置いていかれないように出来る限り参加しようと意気込んでます。大体毎回来るメンバーは5人で、職業も様々。記者、大学教授、研究所の研究員、看護婦、そしてなぜか大学事務職員。年齢や性別や職業に関わらず、皆で子供のように夢中になって楽しめるというのは素晴らしいことだと思うのです。
先生が「実は剣(つるぎ)は、中国武術の武具の中で一番格式が高くて、難しいんですよ」とおっしゃっていました。昔の中国の軍隊では「剣=王侯貴族が使うもの」で、雑兵は槍だったり棒だったりを振り回していたらしい。「他の武具に習熟してから、ようやく最後に習うものというイメージがあります」とも。ひょえー!何も知らず、いきなり剣から始めてしまった素人5人は、ひたすら恐縮したのでした。
確かに、剣は難しい。手首をやわらかく使って、刺したり、突いたり、叩き切ったり、使い方は様々。とにかく奥が深い。でもだからこそ、取り組み甲斐があるともいえます。ようやく3分の1くらいまで進んで、最初の方は「それなりに型っぽくなってきた」とお褒めのことばをいただく。調子出して興が乗ってくると、どんどんスピードアップしてしまい、「fidanさん、早いよ!」と何度も他の方にダメだしをくらう。