ランブル・フィッシュ

我が家は雑誌や漫画や文庫類をよく購入します。言ってみれば「軟派な読書家」。たまに私も「大人買い」をするけれど、普段はオットが買ってくることが多い。そして私はそれをちゃっかりと読ませてもらう。そんな関係。
決して広くはない家なので、本棚のスペースもかなり限られています。だから「保存用」と決めたもの以外は、お互いが読み終わったらまとめてブックオフなどに売りに出してしまいます(オットが)。最新刊を入手したのにそれまでのストーリーが思い出せなくて、たまに困る場合もあるけれど、仕方ない。
ただし、売らずに残しているシリーズ物も若干あります。コレ↓もそのひとつ。

ついに最終巻。作者が膨らんだ伏線をまとめあげるために苦労をしたと思われるこの厚み。きっと大変だったんだろうなー。
ストーリーは、思いっきり単純に言ってしまうと、あの「パトレイバー」に明るい学園テイストと、ミステリー的な謎の要素を組み込んだ感じです。人型兵器を実際に動かすための、裏方仕事の作業内容などが丁寧に書き込まれているので、こういうのが好きな人(オット含む)は、きっと楽しめるかと。
オットがこれを読んでいてポツリと「オレがこの話の登場人物だったとしたら、K班の真田の調教師(トレーナーと読む。人型兵器をプログラミング面でサポートする役割です)だな」と一言。・・・うーん、すぐに名前が思い出せないほどの端役ですね、それは。相変わらず面白いことを言う人だ。目の付け所が微妙というか、マニアックというか。
「じゃあ、私は整備班で体力仕事だね」とお愛想で言ったら、「あ、それピッタリ」と言われてしまいました。どうせ、頭脳派じゃなく体力派だい!