切ない夜

朝から日曜恒例の太極拳へ。もう何回目になったんだろう。少しずつ先生に新しい部分を教わっては、それを何度も繰り返して、身体に覚えこませています。ようやく全体の流れの8分の1くらいはきたのかな?とはいえ、時間がたつと記憶が曖昧になってくるようで、時には新しい怪しげな「流派」を生み出してしまうことも。一緒に進めている方(40過ぎの男性)とは、次第に仲間のような連帯感が発生し、「ここってこうでしたよね?」「こうじゃなかいですか?」と、お互い危なっかしい記憶を披露し合いつつ、いつの間にか支えあいながらやっております。
受講者の進度がばらばらで、先生は、初心者から1年以上やっている方まで、別々に教えて回っており、とても大変そう。あとはベテランの方たちが、初心者の指導を補助するなどして、何とか対応しています。サークルというか、同好会というか、他のクラスにはなかなか見られないアットホームな雰囲気なのです。かなり特殊かと。


そして、今夜は高校の部活後輩のお通夜がありました。予想通り、地図を見たにも関わらず斎場への道に迷い、到着後も、結婚後の苗字がうろ覚えだったため、どこの会場なのか分からずかなりあせりましたが、何とか無事にたどり着く。
実は、卒業後、ほとんどお会いする機会がなかったので、直前までなかなか現実味が湧かない状態だったのですが、遺影が幸せそうに微笑んでいる花嫁写真だったのがたまらなく切なくて、(相当の人数がいたため仕方ないことではありますが)受付カードの記入から香典返しの引渡しまで、めちゃくちゃ効率的に仕切られ、終始「流れ作業」で行われていたことにも、切なさを感じてしまう。
珍しくメランコリーな気分に浸ってしまった、そんな夜でした。