05 ウインターカップ⑦

決勝戦!

ついに最終日。期間中、午前中は出遅れることが多かったけれど(おかげで女子の試合はあまり観られず)、今日はバッチリ10時には東京体育館に到着。3位決定戦が観たかったからなのです。洛南と市立船橋の対戦でしたが、自力に勝る洛南が勝利。パンフレットを見たら、なんと3年連続の3位なのですね。もちろん立派な記録だとは思うけれど、3年生にとっては、ちょっとつらいかもしれない、かな。
そして、12時からはお待ちかねの決勝戦。「延岡学園福岡第一」の対戦だったのだけれど、両チームともセンターに2メートル超の留学生をドーンと置いており、タイプ的には良く似たチームといえます。同じ九州勢同士とのことで、お互い手の内も知り尽くしているらしく、壮絶な試合内容でした。やはり空中戦は見ごたえありで、ダンクシュートの応酬もあり、次第に高校生の試合を観ている気分ではなくなってくる。
結局、延岡学園の#7ママドゥ・ジェイが攻守に渡って奮闘し、チームを力強く支えるも、福岡第一が4Qのラストをうまく逃げ切り、ウインターカップ初優勝!延岡は#12オーティス永井の存在感があまりなかったのが気にかかる。あと、ママドゥ・ジェイが満身創痍という感じで、最後の方は足を引きずる感じだった。そういえば、準々決勝の長崎西戦でも、足を痛めていたっけ。でも、インターハイ優勝校の名に恥じない戦いぶりでした。お疲れ様!
ストファイブが気になるので、表彰式もそのまま観てました。

今年のベストファイブは

となりました。神津君は、当然の選出という感じですし、福田君も精度の高い3ポイントシュートが非常に印象強く残っています。並里君はまだ1年生ですか!いや、びっくり。そして、何よりも留学生が2人も選出されているということが、今大会を特徴付けているかと。過去の記録を見たら、中国人らしき名前が1991年大会にあるだけで、あとは全て日本人だったのです(違ってたらスミマセン)。
この状況に、「興ざめする」と思う方もいらっしゃるかもしれません。私も「プロスポーツではなく高校の部活動なのに、ちょっと反則では」と最初は思ってしまったのですが、でも、良く考えてみれば、強豪校はどこも日本全国からエリート選手をスカウトしているわけだし、それと変わりはないような気がします。それに今回活躍した彼らは皆3年生。3年間の練習や努力の結果、そこに立っているとも言えます。
あと印象的だったのは、女子の優勝校も中村学園(福岡)だったし、今年は九州勢の活躍が目立ちました。一昔前までは、「バスケは東北」のイメージだったのですが。福岡第一の監督は、勝利後のインタビューで「来年からは留学生が2人ともいなくなってしまうので、これから新しいウチのバスケを模索していきます」とおっしゃっていたことですし、年度が改まった後の勢力図が楽しみ。また来年も観に行きたいです。
・・・でも、さすがに「7日連続」は疲れたっす。