ジロ スタートリストを見て

本日の日記は、「ジロ・デ・イタリア」という、現在開催中のサイクルロードレースに関するあれこれをダラダラと書き連ねてあります。興味のない方には、全く面白くないと思われます。ご注意あれ。

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ジロ開催中ということで、CN(Cycling News)HPに掲載されているスタートリストをじっくりと拝見しました。

今回の88回大会は、全22チームで、うち20チームがプロツアーチーム、そして2チームが地元イタリアのプロフェッショナル・コンチネンタルチームから参加。プロツアー制がしかれたことによって、前年と比較すると、アクア&サポーネやヴィーニカルディローラやフォルマッジのような中レベルのイタリアチームが出場できなくなってしまいました。しかし、ガルゼッリやクアランタのような名物(?)選手は、うまくチームを鞍替えして出場出来ている模様。
ただ、地元チームが減った反面、今年からプロツアーチームの全てが参加しているので(ゴタゴタはありましたが)、参加チーム数が増加し、より華やかなメンバーになっている印象はあります。けれども、イタリアのレースにさほど重要性を感じていないフランスやスペインのチームなどは、明らかに7月のツール・ド・フランスに照準を合わせていると思われ、メンバーをかなり落としてのぞんでいます(「チーム上位選手を必ず入れる」というUCIの規則はあるようですが)。でも、絶対的なエースに奉仕をしなければならない宿命を背負っているアシスト選手たちは、しがらみから解放されて、意外とのびのびいい結果を出すことができるんですよね、こういう場合って。


【気になるポイント】

  • ランプレ(サエコと統合)のクネゴシモーニ、今年はどちらが「エース」になるか? →エースナンバーはクネゴだけれども、これは昨年優勝したから。「今年はシモーニだろ」という声もあったりして、やっぱり気になりますね(今回のチーム戦略がはっきりしてくるのは、やはり山岳に入ってから?)
  • ペタッキ何勝できるか? →ペタッキは今季かなり早い時点から調整を進めており、ジロに照準を合わせることに成功していると思われます。今回のメンバーは、昨年9勝した時のメンバーと全く同じ(チオーニだけリクイガスに移籍してしまいましたが…)なので、ほぼ同じ戦略でくるものと思われる。が、それだけに周囲のマークが厳しそう。昨日の第2ステージでは、「マキュアンとキルシュプーが僕のスプリントを共謀して邪魔した」とペタッキは言っているらしく、今後も「ファッサ対その他スプリンター軍団」という構図で、競技内外での闘いがありそうな予感。
  • 伏兵ここにあり? →コンチネンタルチーム2チームの中で、昨年大活躍したイッリアーノ(セッレイタリア)、エマニュエーレ・セッラ(チェラミケ)、あといつのまにかチェラミケに移籍していた山岳スペシャリストのフレディ・ゴンザレス(昨年は怪我で散々な目に)に、私は期待しております。頑張れ!
  • マリアローザ候補は? →もちろんランプレの2人と、CSCバッソ、ドミナのゴンチャールあたりが有力か?あとは、忘れちゃいけないベッティーニ先生(←すでに第1ステージ優勝!)と、さらにチームの総合力という点で、何気にリクイガスが充実している印象(現ランクトップのディルーカガルゼッリ、チォーニなどが出場)。

いやいや、楽しみです。
Jスポーツの録画放送は、まだまだ先なのですが、放送が見られるだけ恵まれているかなと考えて、ここは我慢。
当面は、ネットでチェックする日々です。