花見と吉祥寺

だんだん暖かくなってきました。朝晩はまだ冷え込んでいるけれど、徐々に日中は春の匂いが漂ってきてますね。ピンク色のディスプレイや商品を、そこかしこで見かけます。職場に花粉症もちの人が数名いらっしゃるのですが、今日は本当につらそうでした(我慢できずに薬局に駆け込んだ人も)。耳鼻科はこの時期、大忙しなのかもしれない。幸いなことに、私はまだ花粉症デビューしていないので、そのつらさは実感できないけれど。

で、こんな時期になると、雑誌各誌で「吉祥寺特集」が組まれたりします。これを見ると、そろそろ春だな、と思う。昔はHanakoぐらいだったんだけれど、最近は他の雑誌でも特集されているようです。これらの雑誌は、花見にターゲットをしぼっているので、付近の住民にとっては、「花見の時期=井の頭公園に近づくな」が合言葉。と・に・か・く・たくさん人が集まってくるんです!!
数年前、花見時期の井の頭公園に、朝まで飲んだ後、ふらっと行ったことがあります。早朝5時くらい。そこで何を見たかというと、10数台のゴミ収集車!ものすごい量のゴミが一晩で出るものだから、毎日収集しないとおっつかないんでしょうね。さすがに夜通し宴会をしている人間はいなかったけれど、そこかしこに屍と化した酔っ払いがころがっていました。風流も何もあったもんじゃなくて、見てはならない花見の裏側を垣間見た気分でした。だからってわけではないけれど、私は、ぎゅうぎゅうの人ごみの中、花見をするのは好きじゃないっす。トイレが面倒くさいし。

そんなこんなで、花見の時期には賑わう吉祥寺ですが、実は「住みたい町No1」でもあるらしいです。↓

散歩の達人 2005年 03月号

散歩の達人 2005年 03月号

そこそこ綺麗で、物価が安くて、美味しい店がたくさんあって、さらに中央線沿線ならではの一癖二癖あるところがいいのでしょうね。よく吉祥寺をほめる際に枕詞となるのは「なんでも揃うので他に行く気がしない」。確かにそうだと思います。でも、近年人気度が高まるにつれ、週末の人ごみが、半端ない感じになってきております。花見シーズン以外だけでなく、そりゃもうオールシーズンで。
我々が、週末に吉祥寺中心部に行く時は、抜け道を活用して、なるべくスイスイ歩けるようにはしています。が、お目当てのお店でご飯を食べられなかったりして、やっぱりいろいろと大変なわけです。ということで、最近は簡単な用事だったら、三鷹駅近辺で済ませてしまうこともしばしば。静かな吉祥寺が懐かしいな…