酒は諸刃の剣

晩酌中

「飲んでも飲まれるな」を今年の自己テーマとしているはずなのに、どうして人間ってこう意思を強く保てないのでしょう。酒は私にとって、諸刃の剣。

そもそも、今日はオットが珍しく「接待」で遅くなる日でした。昨年末にあった前回の接待では銀座のフレンチレストランに連れて行ってもらって、さらにバーで美味しいウイスキーを飲んできたらしい。やっぱりそんな話を聴かされると、仕事の延長だと分かっていてもこっちは悔しいわけです。で、ちょうど運良く大学の院生Mさんと飲みに行く話がまとまり、勤務後に夜の街へ繰り出しました。
学生時代からよく通っていた単価の安いお店だったということ、そして相手の院生Mさんもかなりの酒好きであったことなどによって、両者まったくペースを緩めることなく、相乗効果のようにグイグイと飲み続けてしまいました。
えー、今手元にレシートがあります。どれどれ。

  • ハートランドジョッキ×2
  • ハーフアンドハーフジョッキ×3
  • 銀盤(日本酒)×3合
  • 菊正宗×1合

で、食べ物部門がこれ。

  • チヂミ
  • ピクルスと酢キャベツ
  • 枝豆
  • のしいか

ほぼ、いや全く持ってオッサンですな、このラインナップは。おしゃれチックな料理も、そして小粋なカクテル類もたくさんそろえたお店なのですが、こういう選択に走ってしまう20代人妻ふたり。写真は、かなり薄暗くて、よく分からないと思いますが、現場の惨状を示すものであります。のしいかが包まれていた紙袋と、日本酒の枡が生々しい。

で、ここまでで止めておけば、まだキャパ内だったはずです。2人ともちょうど良い気分になったところで、職員のUさんが合流。今度はぐっとお洒落に、日比谷バーへ流れたわけです。で、「ウォッカベースでフルーティなものを」なんて調子に乗って頼んでいるうちに、ついに酒量が限界を超えました。
でも、基本的に私は外でヘベレケになることはないです。いや、そのはずです。どんなに酔っ払っていたとしても、一応「人目」を気にしてしまいますから、人に頼らずにしっかりと自宅へ帰ります。帰巣本能ってやつでしょうか、帰り道の記憶が飛び飛びになっていたとしても、パスネットで入場したのに何故か出場した記録がなかったとしても、ちゃんと布団の中にはもぐりこめるのです。本当です(言い張る)。
酔っ払って帰るときの電車は、いつもながら、駅間がやたらと長く感じます。「早く着いてくれ!」と祈る気持ちでいっぱいになります。なんとか2度の途中下車(その理由はご想像におまかせします)を経て、雪が降り積もる中、自宅へ帰り着いたわけです。

酒のおそろしい効果が本格的に効いて来るのは、やっぱり翌朝・・・