飲んべえと唄うたい

久々にカラオケに行ってきました。

でも、私はカラオケが苦手なのです。自分が歌うのもそうだけど、雰囲気もひっくるめて、なんだか落ち着かない気分になります。でも、人が唄うのを肴に、酒を飲むのは結構好きかな。

周りの人が気にせず、唄っていてくれればいいんですが、やっぱり一緒に行くと、「どうぞどうぞ」と分厚い一覧表をドスンと渡されることになります。そうなると、気持ちも重くなる。「私はいいので、皆さんでどうぞ」というのが、なかなか通用しないこともある。
そもそも、こういう人間は、カラオケなぞ行ってはいけないんでしょうね。
飲み会で体質的に飲めない人が許容されるように、カラオケで性質的に唄えない人も許容されるといいのですが。

でも、今日の集まりは、マツケンサンバだの、東京プリンだの、ブレイク工業社歌だの、シャンソンだの、いろいろな飛び道具が出てきて、楽しかったです。本当に、皆さん生粋の「唄うたい」なので、ついついカラオケ嫌いの私も楽しくなってしまうのです。



カラオケ終了後、一杯、いや二杯ほど飲みに行きました。カウンターのある落ち着いたバーです。「途端に目が輝きだした」と指摘されました。やっぱり、ジュースみたいなカクテルで高額むしりとられるカラオケよりも、美味しいお酒をじっくり飲める場所の方がお好みのようです。

自分は生粋の飲んべえなんだな、と改めて実感した夜でした。