ソウル 旅①

日本人行くところヨン様あり

行って来ました、ソウル。

「とにかく寒い」と聞いていたもんですから、わざわざ事前にアウトドア系のお店にまで行って、防寒対策してきたんですよ。
私にしては珍しい、この用意周到さ。
まあ、オットに半ば脅されたというのもありましたが。
なのに、待ち合わせたら私以外の3人は、わりと普通の格好。
・・・やっぱり旅行はそれなりにおしゃれして行くものらしいですよ、着ぶくれたままではまずかったっすよ。


気を取り直して。
今回の旅は母+3姉妹だったわけですが、旅なれた人間はゼロ(海外旅行経験はあるが)。その無知ぶりたるや、東京人にも関わらず、品川駅での、JRから京急への乗り継ぎもおぼつかないほどなのです。

そもそも、今回なぜいきなりソウルに行くことになったのか?
年明けころに突然そんな話が出て、とんとん拍子に進んでしまったのでした。
ちなみに、いわゆる「冬ソナツアー」ではなかったことを、ここでお断りしておきます。

飛行機は、往復とも「羽田−金浦」で、楽なもんでした。
そして、噂には聞いていたのですが、やっぱり機内食はキムチ付き。チューブ状のコチュジャンまでついてくる念の入れよう。


金浦空港からホテルまでの送迎が付いていたのですが、到着早々、問答無用で免税店に連行されます。行き先は、ロッテデパート。10階まるごとワンフロアが、日本人専用(と言ってもいいでしょう)の免税店なのです。

やっぱり出たヨン様
やけにリアルに撮れてしまったので、ここにものせちゃった。
ディズニーランドのミッキーマウスよろしく、そのスマイルを一瞬たりとも崩さず、途切れない記念撮影にも快く応じ、アルマーニのショップ前に2体鎮座していました。他にもあちこちにそのお姿が。

日本人だらけの免税店内部は、ブランド・ヨン様・ブランド・ヨン様の迷宮スパイラルの様相を呈しておりました。


ブランドに興味がない人間にとって、ここで与えられた40分間はキツイ。なので、階下へ降りて、食器や家電などのフロアを眺めておりました。私的にはこちらのほうが楽しい。

  • ソウルの携帯電話はとても小さい。通話機能を重視し、メールや写真撮影などをしている様子はあまり見られないぞ。アメリカと一緒かな。
  • 家具売り場に置いてあったベッドの足が、やたら長かった。落ちたら痛いぞ。

などなど、いろいろなことを考えながら、徘徊していたら、あっという間に時間となりました。

あ、我々の中で、次女だけはアパレル勤務でもあることですし、ちょっと毛色が違います(おしゃれ心あり)。彼女は免税のバッグをしっかりゲットしておりました。
もし本人が見るようなことがあったら、「一緒にするな!」と憤慨しそうなので、一応お断りしておきます。



ホテルに着いて、やっと解放された後、夕食を食べに南大門近辺へ。
とにかく寒かったので、適当に当たりをつけてごく一般的な食堂に入ってみる。
店内にはハングル文字しかなく、当然のことながら韓国人オンリー。結構なピンチとも言える状況だったかもしれません。

しかし、実は、母には韓国の血が入っていて、片言の韓国語が話せたのでした。
娘たちにとって、その実力の程を見る機会はこれまでまったくなかったのですが(話せるとも思っていなかった)、たどたどしくも、なんとか店員と韓国語で意思疎通をはかることに成功した母の姿は、娘たちの目には、今までで最高に頼もしく映りました。お母さん、ナイスです!

ただ、本場のキムチチゲは、やっぱり想像以上の辛さでした。口に、というより、舌に合わなかった。玉砕。