香港ウロウロ(その1)

香港?

三鷹駅早朝発の成田エクスプレスに乗車。まだまだラッシュには早い時間なのに新宿を過ぎるあたりから満席状態。
コツコツ貯めたマイルのおかげで、今回の旅はなんとビジネスシートなのです。塵も積もればなんとやら。オットは昨年ソウルに行ったときに、一度体験しているらしいけれど、私は全く初めての小市民。ドキドキです。専用のカウンターでサクッと搭乗手続をすませると、さらに出発までは専用のラウンジを使えるのだそう(利用チケットを渡される)。ほほう。「ANAとUnited Airどちらでもいいけど、どうする?」とオットに聞かれ、何となくUnited Airのラウンジを選択。広々としたフロア、和を意識したシックな設え。す・て・き(ウットリ)。無料で飲める生ビールサーバー、コーヒー・紅茶等各種ドリンク類が充実。軽食としてフルーツやペストリー、おにぎりなどもあり。何しろ初潜入だったので、興味深々だったのですが、周囲は「使い慣れてます」風のクールな(?)ビジネスマンばっかりで、非常に落ち着いた雰囲気。浮かれポンチの観光客は一人も見当たらず。写真をパシャパシャと撮りまくることもせず、おとなしくしていることに。とりあえずこんな感じでした。
飛行機に搭乗後も、周囲は出張に向かうスーツ姿の人(たいてい一人で乗っている)ばかりで、いかにも「観光です」的な我々2人だけ場違い感たっぷり。でも、ビジネスシートはゆったりできて、やはり快適そのもの。お楽しみの機内食は和食か洋食を選択できて、どちらもメインに黒毛和牛を使っているとのこと。こちらは和食の方。

ANAの「中国線就航20周年記念」とのことで、パンダをイメージしたデザートが印象的でした。オットが和食、私は洋食を選択して、白ワインをグビリ。
香港国際空港到着後は、ツアーの集合を待つ必要はないので(今回ホテルの予約だけしてあるが後はすべて自力)、AELで九龍駅に出て、後は無料のシャトルバスで宿泊先のカオルーンホテルまで直行。「事前にちゃんと下調べをした甲斐あって、チェックインまで、まずまず問題なく済む。やっぱり最初が肝心です。
カオルーンホテルは、立地で選びました。あの有名なペニンシュラホテルのすぐ裏側。地下鉄に通じる地下道と、ホテルのロビーがそのまま繋がっていて、自力でウロウロする個人旅行者には非常に便利なホテルだと思う。禁煙・喫煙フロアが分けられていて、館内や部屋の設備もまずまず立派、事前のリサーチでは「とにかくせまい!」と聞いていた客室もこれだけあれば十分かと。サービスはこざっぱりとしていて、一流ホテルのような至れり尽くせりというというわけではないですが、「日中いろいろなところに出かけて、夜だけ寝に帰ります」という方には文句無くお奨めです。
早速、ホテル近辺のチムサアチョイ(←香港一の繁華街)をうろうろとし、海沿いにあるハーバーシティという真新しいショッピングセンターの巨大さに驚く。イメージとしてはお台場のアクアシティなのですが、たぶん2倍くらいはありそう。とにかく広っ!
初日は「周辺でぶらぶらする」がテーマだったので、特にやることを決めていません。何となくペニンシュラホテルへ足を向け、「お約束」のアフタヌーンティーをいただくことに。さすがに人気スポット、どうやら19時までやっているらしく、17時ちかくにもかかわらず観光客と思しき人々がたくさんアフタヌーンティーを楽しんでいました。天井が高く、確かな風格を感じるラウンジ。出てきたトレーにこの量で2人分ですか?!と驚く我々。

もはやお腹いっぱいです。ギブ。
ここで事件発生。なんとオットがクレジットカードを紛失!いつも使うカードが財布の中に見当たらず、慌ててホテルに帰ってカバンをひっくり返して調べてみても見つからない。「もしや落としたのか?!」とVISAジャパンのデスクがすぐ近くにあるはずなので、とりあえず向かってみたけれど、見当たらず。パニック寸前の中、直前に支払をしたハーバーシティのスーパー(ビールやおつまみを購入)に唯一の望みをかけて戻ってみると、そこに落としていたようで、店員の方がちゃんと金庫に入れて保管してくれていました。本当は「本人確認」とか必要なのだろうけれど、オットの必死さが伝わったのか、外国人ということで顔を覚えられていたのか、そのまますんなりと渡してくれたらしい。いやー、本当に良かった!外国で無くしてしまたら「紛失届」を出したり、非常に面倒なことになるはずで。日本にいる時には考えられないようなミスだったけれど、海外ということで、やっぱり緊張していたのかどうなのか。「以後はしっかりと管理して気をつけよう」と固く心に誓いあう。
気をとりなおして、観光再開。ネオンで有名なネイザンロードを中心にをひたすら歩いてみる。秋葉原と歌舞伎町がミックスされたような、雑然とした空気。
なんと「和民」があったよ↓

そのままビクトリア湾に出てみると、対岸の香港島の夜景がとにかく美しい。来るまでは「夜景なんて見慣れているわ」と思っていたのに、これは想像以上の美しさです。再度ハーバーシティ(←すっかり道を覚えた)に向かって、疲れているので適当にグリル料理のレストランへ入ってみる。外観はこざっぱりとした感じだったけれど、入ってみると意外や意外、夜景が贅沢に眺められるお洒落なお店でした。2人ともお腹の容量的には「2次会程度」が限界だったので、英語のメニューから慎重に2皿を選択。心配していた雨には降られなかったけれど、ムワッとした空気の中、歩き回った疲れを癒すため、生ビールで乾杯。