大人飲み、デビュー

一昨日あんなに飲んだのに、今晩も飲み。しかもミキスケ様との一騎打ち（←ウソ）。最近お忙しいミキスケ様と偶然大学の通りでバッタリ会い、その場で約束を取り付けたのです。飲みのチャンスは逃さない、それが私。
最初のお店は、どことなく昭和の香りもただよう「焼き鳥大学」へ。ミキスケ様との来店はすでに三度目くらいでしょうか。良く冷えた生ビールと、可愛いエプロン姿の女の子の笑顔に一週間の仕事の疲れを癒されているようでは、心はもはやオヤジです。純けい、ささみ、若どり、ねぎま、若皮、つくね、こんにゃくと次々に注文し、あっという間に串皿は一杯に。仕上げは二人とも「焼きおに茶漬け」。いいねぇ。全然オシャレ系の店ではないのに、やたらカップル客が多くて（金曜日だから？）、入店待ちもたくさん。
二人とも三十路を迎えて、ペース配分というものを心得てきました。生ビールを3杯ずつ飲んでから「じゃ、そろそろ次のお店に行こっか」という話に。前回は妥協してオシャレ系のスペインバルに落ち着いたけれど、今夜こそバーに行こう！という意見で一致。前回諦めた大人系バー、その後調べてみたらなかなか評判がよろしいようだったので、そこに狙いを定める。
雑居ビルの7階へ。「7階」という時点で軽く尻込みをしている初心者二人組。重厚な木製の扉を開けると、いかにもな設えの薄暗い店内。８人くらいが座れるカウンターと、テーブル席が２つ。バーテンは二人。お店の中はプッチーニのアリアがかけられていて、非常にシックな雰囲気です。よじ登るようにして止まり木へ座る。
一杯目はシングルモルトをロックで。いつもだったらあっという間に飲み干してしまう二人ですが、あまりにも雰囲気が良いので、チビチビと大切に飲みました。二杯目は「せっかくだからカクテルをオーダーしよう！」となったのだけれど、メニュー表には「ジン」とか「ウォッカ」とかベースになるお酒だけが書かれていて「お好みに合わせておつくりします」とある。ほほぅ。私は「ジンベース」「ロングカクテル」「辛口」とオーダーさせていただき、「ジンリッキー」が出てきました。・・・確かにど真ん中なのですが、直球すぎてもうちょっと意外性が欲しかったかな。美味しかったけど。ミキスケ様は「テキーラベース」「フルーツ系」「アルコール高め」とオーダーし、夏らしく「スイカのマルガリータ」が出てきました。スイカのリキュールってあるんだ！グラスの淵に塩がついていて、なかなか面白い。「美味しいです」とミキスケ様。いいなー。
明日は何とサロンコンサートで唄うことになっているそうで、本当はこんな所で飲んでいる場合ではなかったのかもしれませんが、ミキスケ様、お付き合いいただきありがとうございました。少し大人になれた気がする夜。これからもっと開拓しましょうね！