リトアニア魂

2試合目開始前

世界バスケ」ことFIBAバスケットボール世界選手権を観戦に行きました。会場はさいたまスーパーアリーナ。でかいハコです。久々のバスケ観戦(しかも世界大会)なので「10時試合開始」にもめげず、ウキウキと会場に向かう。
しかし指定席にも関わらず、入場口が一つしかなかったため、長蛇の列に並ぶ羽目に。これはまさに予想外。でも、入口の様子を見ると、わざわざ並ばせる意味はなかったような・・・。しかも、日本が敗戦したためか会場はかなりガラガラ状態だったし。ま、何とか試合開始に間に合ったので、良しとしましょう。
ベスト8をかけた決勝トーナメントとなるこの日は4試合が開催されたのだけれど、1枚のチケットで前半の2試合が見られます(2試合目終了後に会場入れ替えがある)。1試合目が「アルゼンチン−ニュージーランド」、2試合目が「リトアニア−イタリア」のカード。チケットを買った時点では、組み合わせは全く分からなかったのだけれど、なかなか面白そう。でも本当はトルコが観たかった・・・。
一昔前ほど「アメリカ最強!」という時代ではなく、アルゼンチンはこの前のオリンピックで金メダルだったのです。圧倒的な攻撃力というよりも、冷静な試合運びで、ジワジワと主導権を握っていきました。ただ、ニュージーランドも健闘したと思います。試合後にすっかりリラックスした様子で観戦しながらビールを飲んでいた姿が印象的。まさに普通の兄ちゃんたち。
2試合目のリトアニア−イタリア戦は、かなりの接戦で、最後の数秒まで勝敗が分からないというバスケの醍醐味を存分に堪能。ファールが少なかったのと、フリースローの成功率が高かったのが、リトアニアの勝因でしょうか。自滅!という感じになってしまったイタリアに比べると、終始落ち着いてプレーできていたように思います。あとは会場に詰め掛けた「リトアニア大応援団」のおかげもあるかも。今日観た4カ国の中で、最大多数かつ最も熱狂的で組織的な応援を繰り広げていました。日本にこれほど多くのリトアニア人が集まる機会はそうそうないかと。おかげで1試合目に比べて会場の雰囲気もぐっと盛り上がりました。
あと会場を盛り上げるという点で忘れてはならないチアの皆様。この大会には外国のチームが招待されているらしく、Euro Danceというチームによるかなりレベルの高いダンスが見られ、私的には大満足でした。出てくるたびに衣装が違うし(どうやって着替えてるの?!)、ダンスのジャンルも様々。そして皆さんとにかくスタイルが良くて、柔軟性があって、お美しい!!いいものを観ました。2試合目の終了後、彼女達がやけに喜んでいるなと思っていたのですが、なんとリトアニアのダンスチームだったそう。そりゃ嬉しいさ。「リトアニアには美人が多い」と聞いたことがあるのですが、大納得。
試合後、夫婦で帰路につく途中、なぜか東京駅でオットとお別れすることに。「これから新幹線に乗って清水に東京の試合を観に行く」のだそう。慣れた事とはいえ、さいたまから清水へのハシゴって・・・(しかも違う競技だし)。ウキウキとした背中を見送りつつ、「この1週間で東京の試合を観るのは3回目ですね」と思う妻。