上諏訪紀行①

宿の部屋から

10時ちょっと前に新宿駅で、Mちゃんと待ち合わせ。見たところ、肘骨折の影響はまるで見られない。何でも全治1ヶ月半、結構な重症だったようですが、幸いなことにどうやらリハビリは順調らしい。「お箸もちゃんと使えるよ」とのことで、一安心。
「あずさ」で上諏訪駅まで。車中のビールとつまみはお約束ですな。オットに「おっさん」と言われようが気にしなーい。唯一、台風が近づいてきているのが気がかりですが、ひとまず順調な出だしです。
お昼ちょっと過ぎに上諏訪駅到着。東京は雨がザーザー降っていたのに、現地は青い空に白い雲。めちゃくちゃいい天気です。暑い!!
とりあえず駅前の観光案内所で「上諏訪グルメマップ」をゲット。さらに旅館までの道のりでお勧めのお蕎麦屋さんも教えていただく。丁寧にご案内いただき、徒歩7分ほどの「八洲」というお店へ向かうことにしました。観光客がたくさん訪れる人気店。天ざるをいただく。うふ。しかし、8割がた食べ終わった所で、諏訪地方の「地ビール」が注文できるということを見落としていたことに気付き、プチ後悔。隣のギャル2人組が注文しているのを、羨ましげに見つめる我々。そうです、お腹が空いていて蕎麦のことしか考えてなかったのでした。ザ・失敗。
気を取り直して、今夜のお宿へ向かいます。「鷺の湯」という名前のこのお宿、目の前には諏訪湖があり、眺望よろしく、接客も丁寧で気持ちよかったです(中庭にはなぜかツガイの孔雀が)。ゆったり過ごさせていただきました。やはり「のんびり小町」はハズレなしです。しかもお部屋が、写真で見ていたものよりも、2倍くらい広くて、大きな1枚ガラスごしに、諏訪湖が一望できます。すごーい!他にも、到着早々冷茶とお菓子のサービスがあったり、色浴衣を無料で貸し出してもらえたり、近隣の観光施設の割引券をたくさんいただけたり、様々なサービスがあるので、お得感たっぷりでした。早速温泉につかり、私は腰を、Mちゃんは右肘を集中的に癒す。
調子にのって初めてのエステに挑戦。フェイシャルエステということで、毛穴を綺麗にしてもらい、マッサージやパックがついて、30分で3000円。これも割引が効いていたようで、かなりお安く感じます(相場を知らないけれど)。とにかく気持ち良くって、予想通り眠りに落ちました。エステティシャンの方に、いろいろなワザを教わったので「これからが勝負よ!」と意気込む76年生まれの2人組。影響を受けやすいのです。でも、確かに温泉とのダブル効果で、お肌がツルツル&ピカピカなのです。すごーい。
夕食は、お部屋でいただきました。暑さを考慮してか、冷たいお料理やデザートが多かったです。信州牛のステーキがメインでございました。美味しゅうございました。そしてお酒部門は、若干呆れ気味のMちゃんの視線をものともせず、やはり「飲み比べセット」を注文。ええ、昨年(http://d.hatena.ne.jp/fidan/20050731)から全く進歩がございません。

そうして食べている間に、いつしか窓の外には諏訪湖の夕暮れが。台風の影響か、雲が活発に動いていて、とにかく綺麗。鰻飯を手に、しばし呆然と眺める。
さらに、さらに!!8月中はなんとほぼ毎日、花火の打ち上げをしているとのことで(大きな花火大会は毎年15日にある)、部屋の窓から、花火がバッチリ見られたのです!なんて贅沢な!!「花火見るの数年ぶりだよ」と潤いのない発言をし合う主婦ふたりでありますが、とにかく眼福でありました。たまやー。