パリ①

KLM航空

さあ、いよいよパリでございます。しか私、日ごろ「飛行機嫌い」と「ブランド品無縁」を公言しているだけに、周囲の人々もどことなく不思議顔。「何であんたがパリなの?」と。
そもそもパリ行きを熱望していたのは、実家の次女だったのです。彼女の旅行カバンは当然のごとく、ごっついトランクで「今は半分くらい野望が詰まっている」とは本人の弁。どうやら、行きたいお店のリサーチもしっかりしてきたようだし、やる気がみなぎっております。その他のメンバー(母・私・三女)は、とりあえず次女には好きなようにさせておいて「街歩きでもして、のんびり美術館でも行きましょう」というスタンス。
このメンバー、4人そろうとそうとう賑やかになるのですが、基本的にみな協調性がなく、好き勝手にやるB型集団(母のみO型)ですので、予想通り、道中、始終一緒にまとまって行動ということもなかったです。「私、あっちの店見てくる!」と誰かが姿を消してしまうことも多く、この中に1人でも生真面目な方がいらっしゃったら「あんたたちとは、二度と一緒に旅をしない!」と言われてしまうこと確実でございます。
さてさて旅行初日。成田までは、オットが吉祥寺から出る成田エクスプレスを予約してくれたので、楽々でした。今回、連れて行ってもらえなくて散々文句を言われましたが、旅行の手配をするのは相変わらず好きなようです。良かったね、だいぶ株を上げたよ、オット。
ゴールデンウィークだから絶対に早く行かないと混むよ!」と周囲からは脅されていたのですが、満員NEXの客も手前の成田第二で大半が降りてしまい、第一にあるKLMのチェックインカウンターは、すごく空いていました。スイスイと手続きをすませ、サンドイッチ・ソーセージをつまみつつ、ゆったりと搭乗時間を待つ。
今回、一番の不安は長時間のフライトだったのだけれど、機内はなかなか快適でした。機内食(2回+軽食)はやっぱりイマイチでしたが、ゲームや映画を鑑賞しつつ、わりとあっという間にトランジット先のスキポール空港に到着。次の便まで時間があるので、おしゃれな空港をうろつく。表示は見やすいように工夫されているし、カフェや土産物屋はもちろん、カジノやスシバーまであって、楽しく過ごせます。



天井が高くて開放感があり、さすがベストデザイン賞という感じです。早速「12ユーロショップ(店内全て12ユーロ)」につかまった我々。
入国審査も早々に済ませ、ガラガラのパリ行き飛行機に搭乗。1時間にも満たないあっという間の時間でしたが、巨大なサンドイッチとドリンクが出される。食べ切れんよ!
シャルル・ド・ゴール空港へは現地時間で20時頃に到着。デザイン性の高いスキポールとは違って、重厚でどっしりとしたイメージ。パリの街が夕暮れて、夜になるのを窓から見やりつつ、旅行会社の送迎のバスでホテルまで。
ホテルの部屋は昨年2月のソウル旅行と同じく、「母・三女組」と「長女・三女組」に分かれました。特に理由はないのだけれど、末っ子は母とセットなのです、いつも。これから5日間お世話になる部屋は、インテリアが落ち着いていて、キレイだし、バスタブもちゃんとついているし、なかなか快適。機内でほとんど眠れなかったこともあり、荷解きをし、あっという間に眠りました。