オールジャパン③

アイシン−三菱電機

行ってきました、準決勝。
女子準決勝2試合目「シャンソン化粧品−JOMO」の後半に会場に着いたのですが、あまりもの混雑っぷりにびっくり。一昨日の木曜日はガラガラだっただけになおさらです。さらに、それぞれのチームを熱心に応援する方も多く、普段以上の熱気に包まれた会場の様子に「ひょっとして、男子よりも女子の方が人気あるのか・・・?」と思ってしまう。試合も延長戦にもつれこむほどの好ゲームで、さらに盛り上がっておりました。
そして、男子準決勝の2試合。まず「アイシン−三菱電機」の試合なのですが、アイシンの前半の内容が悪すぎました。三菱#11鵜澤の3ポイントが魔法の様にスパスパ決まっているのに対し、アイシンは外からのシュートがことごとく外れてしまい、どんどん点差が広がっていく。後半、さすがに建て直して追い上げていったのだけれど、結局追いつくことができず、三菱電機の勝利。
アイシンは負傷していた#22網野と#0小宮をスターターに持ってきたのにはビックリしたけれど、その2人に限らず、チームメンバーのコンディションが全体的に良くなかった。さらに、プレーがうまくかみ合っていなかった。残念。大会5連覇はなくなってしまったのですが、リーグ後半戦に向けて、調整して立て直してくれればと、願っております。
そして準決勝のもう一試合、「東芝トヨタ自動車」。いやー、これはすごい試合でした。事実上の決勝戦と言ってもよい組み合わせ。予想通り、実力伯仲で、終始点差が開かず、お互いのいい所を出し合う感じで、もつれ合うようにしてゲームが進みました。東芝がちょっと苦しくなってくると、#51北の3ポイントが助けてくれる。トヨタは#9折茂もいつものように3ポイントを綺麗に決めていましたが、#12渡邉が良く動いて、チームを引っ張っていました。
4Qラスト、トヨタが我慢のプレーで東芝のファールを引き出し、逆転し、2点差をつけて残りわずか数秒。お互いファールが絶対に許されない、張り詰めた緊張感の中で、東芝#7板倉の3ポイントが、まるで漫画の一コマを観るように、フワリと入りました。場内大歓声。板倉はこの日、フリースローをかなり外していたのに、最後の最後で決めちゃったのです。東芝の劇的な勝利。リーグ戦連敗の借りを返す形となりました。
トヨタは#1棟方がファールアウトしてしまい、流れが悪くなりかけたところを、うまく踏ん張っていたのに、これは相当くやしいでしょう。でも、チームの状態は悪くないし、リーグ戦では今後も手堅いバスケを展開していくことでしょう。
決勝は「三菱電機東芝」の組み合わせになりました。この大舞台で、三菱がどこまで良いプレーを出すことができるかが、注目点かと。TV中継もあることですし、現地観戦はしない予定ですが、どちらも頑張っていただきたい。