オールジャパン②

1日おいて2度目の観戦。もう開き直って、男子の試合を中心に観ていくことにしました。普段よりチケット料金が若干高めなので、ウインターカップのように毎日観に行くということに躊躇している面もあるのかも。といっても、2500円でスタンドからコートサイドまで自由な場所で、4試合も観られるというのは、実はかなり「お得」かもしれません。
三菱電機専修大学」「アイシン−オーエスジー」「松下電器トヨタ自動車」「東芝−日立」と、準々決勝の4試合を全て観ました。お昼から夜までぶっ続け。我ながら呆れますが、各チームの選手の個性などが分かってくると、意外と飽きずに観ていられるのです。あとは、これまであまり観る機会がなかったオーエスジー松下電器、日立の試合を観ることができて、これまたお得感たっぷり。今回から、会場には各チームのチアや応援団も駆けつけ、より華やかな雰囲気に。審判も3人に増えたので、外国人選手がいないこと以外は、JBLの試合を観ているのとあまり変わりなかったです。
一番見ごたえがあったのは、2試合目のアイシン対オーエスジーかな。ベテラン軍団のアイシンに対して、オーエスジーはルーキー19歳の川村を中心とした若いチーム。練習から、ベンチの様子からやはり雰囲気がまるで対称的なのが面白い。アイシンは前試合の#0小宮に続き、#22網野もゲーム途中で足を痛めて担ぎ出されてしまうという緊急事態に。前半のリードを守りきれず、じわじわと若いパワーに押し戻されるも、ベテランの踏ん張りで、なんとかしのぎ勝ちました。#2佐古の存在感も「さすが」という感じでしたが、#55マッカーサーに殊勲・敢闘賞を差し上げたい。
あとは、専修大学トップリーグ相手に4Qで3点差まで追い上げたところ、三菱電機#12柏倉の冷静なゲーム運び、オーエスジー#1川村のルーキーとは思えないプレーっぷり(まだ「怖いもの知らず」と言えるのかも)、松下電器#31青野の規格外の身長(210センチ!)、東芝#51北のキレキレ3ポイントシュート、日立ガードコンビの噂以上のスピード、などなど注目点を挙げたらキリがないのですが、やはりトヨタ自動車の大ベテラン#1棟方のプレーが一番良かった。38歳、イヤもうすぐ誕生日で39歳、しかも選手とアシスタントコーチを兼任している人間とは思えない、キレのある動き。当初20点以上の差を付けられていたのをひっくり返すことができたのは、この方の働きが大きかったのではないかと。昨年度ファイナルでアイシン後藤選手を観た時以来の衝撃でした。ここで、再び主張。「バスケットマンは30歳から」と。イイです。惚れます。
明後日の準決勝は、「三菱電機−アイシン」「トヨタ自動車東芝」の組み合わせ。アイシンはこの大会連覇中なのですが、怪我人だらけの状況を見ると、決勝で勝てるだけの戦力が不足しているような気がします。でも頑張って欲しいけれど(試合前のストレッチはくれぐれも念入りに!)。客観的に見ると、優勝に一番近いのは、バランス的にトヨタ自動車でしょうか。いずれにせよ、また観に行きます。あー、楽しみ。