マーラーの夕べ

「おつまみ感覚」で

最近地味な日々が続いていましたが、今夜は珍しく、母とお出かけでした。父から、コンサートのチケットをもらったのです。「都響」の定期演奏会。母はお友達から「TOKIO?!」と勘違いされてしまったようですが、「東京都交響楽団」のことですから!
会場は、上野の東京文化会館でした。老舗ホールですね。ちょっと早めに待ち合わせて、2階にある精養軒で夕食を。ある意味、母と私は「飲み友達」でもあるので、もちろん迷うことなくビールを注文。あとは生ハムやサラダなどを適当に頼みました。ウェイターのお兄さんに「おつまみ感覚で、どんどんお持ちしてもよろしいでしょうか?」と言われてしまいました。「おつまみ感覚」って…! ま、実際そうだけど、なんだか恥ずかしい。

今夜の曲目はマーラーの2番「復活」でした。85分もある(!)曲なので、泣いても笑ってもこれ1曲のみ。もちろん途中休憩もなし。母はプログラムを見た瞬間、卒倒しそうになっていました(途中休憩でのアルコール・タイムを楽しみにしていたらしいです)。
でも、実際はすごく短く感じました。いやー、いい演奏でした!堪能です。やっぱり生はいいですね、本当に。あと、私たちはまったく事情も知らず、聴きに行ったのですが、どうやら新常任指揮者のお披露目公演だったらしく、緊張感2割増しくらいの張り詰めた雰囲気が、聴いている側にもビシバシに伝わってきました。また機会があったら、聴きに行きたいです。父よ、よろしく頼む。