ランチの戒め

以前も書きましたが、木曜日は先生たちの会議が立て続けに入っており、われわれ裏方にとっては、一週間のハイライトともいえる慌しい日なのです。当然、昼食に外出することは難しく、たいてい、電話一本で簡単な、近くの惣菜屋さんの宅配弁当などを利用しています。
本日の私は、豚汁付のコロッケ弁当でした。しかし、塗りの重箱の中は、「コロッケ1:キャベツ1:ご飯3」のバランス。むー、明らかにご飯、多すぎです。でもどなたかの土産物の韓国のりをトッピングして、どうにかこうにか、食べ終えました。ふと、前を見ると、すでに食べ終わった職場の方(女性)が、後片付けをしているところ。
「ご飯、多かったですねー」
「本当に。おかずも少なかったから、もったいないけど、最後の方は残しちゃったよ」
「え・・・(「残す」ということを思いつかなかった)。私、全部食べちゃいました」
「・・・(「あれを全部食べたのか」という間)。えらいねぇ」
こんなやりとりが。気付いてみると、女性の中で全部食べたのは私だけ。ああ、こんなとき「出されたモノは全部食う」習性を持つ身が悩ましい。「残さず、何でもよく食べる女」というのは、意外とウケがいいものだけれど、待ち受ける運命は悲惨なものですよ、きっと。こういう小さな気遣いが、今後の差につながるんだろうな。自重、自重。