伊豆下田①

豪華刺身

母+3姉妹で行ってきた伊豆下田温泉・食い倒れツアー。参加メンバーの特徴を、簡単にご紹介申し上げますと、

  • 母→倹約家であるが、娘たちと外出すると途端に太っ腹になる。時たまに誰も予想できない突飛な行動をとることがあり油断できない。
  • 長女(私)→2年前に結婚して家を出たが、その後も月2回は実家に顔を出す。「人生の楽しみの半分は酒」と言い切る。姉としての威厳ゼロ。
  • 次女→アパレル勤務。真ん中っ子として鍛え上げた「要領の良さ」を最大限に生かして巧みに世間を渡る。いつも偉そうにしているが、実は虚弱体質。
  • 三女→ナンバーワン箱入り娘(むしろ「世間知らず」の方が適切か)。いまだバイト経験ゼロ。大学生になっても母に「勉強しなさい」という小学生同然の扱いを受けている。

でございます。
今回もJR東日本の「のんびり小町」にお世話になりました。連休初日ということもあって、「スーパービュー踊り子」がとれず、レトロな車体が魅力?の「踊り子」グリーン席にゴトゴト揺られ、伊豆急下田へ。途中から海が見えるので、旅気分が盛り上がります。
ちょうどお昼時間なので、事前のリサーチで気になっていた蕎麦屋「いし塚」へ。下田駅から歩いてすぐ、とっても美味しいお蕎麦が食べられます。割烹着でテキパキ働くオバちゃんたちが親切に接客してくれるので、旅行者にも嬉しいお店。自家製の七味を出していて、これが山椒の風味がとてもよく効いていて美味しいので是非お試しいただきたい。普通のもり蕎麦でもいいのですが、三女が食べていた「卵とじ蕎麦」も美味(←「栗原はるみさんが来る時は必ずコレを頼むのよ〜」とオバちゃんが言っていました)。とにかくお奨めです!
昼食後、すぐに旅館へ向かいました。下賀茂温泉にある「伊古奈」でございます。私は実は2度目の宿泊なのですが、それでも「また行ってみたい」と思うほど、いいトコロです。くつろぎ感、部屋の広さ、清潔感、接客、温泉の数、そしてもちろん料理。どれをとっても一流かと。
「のんびり小町」のプランですと、「椿殿」というちょっぴりゴージャスな棟に泊まれます。全10部屋で1階はなんとお庭&露天風呂付。泊まったのは2階なので露天風呂は付いていないのですが、それでも次の間がある広々としたお部屋に大満足。さらに椿殿専用の露天風呂(貸切できる)が2つもあるので、お風呂の面でも全く問題なしです。
さてさて、お楽しみのご夕食。むふふ。部屋食なのですが、全品一度に持ってきて「固形燃料の火が消えたら食べてください」なんてことをせず、暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たいままという気遣いなのでしょう、一品一品、仲居さんが持ってきてくださるんですよ。揚げ物なんか、その場で揚げてくれるので、こういう場に慣れていない4人組は、ひたすら恐縮してました。
今回は献立表をいただけなかったので、記憶力を総動員して、出てきたモノを挙げていきますと、

  • 先付:胡麻豆腐
  • 前八寸:サザエ、黄身カステラ等、5品ほど
  • お造り:鯛、伊勢えび、帆立など(上の写真↑参照。氷鉢でドーンと出てきました!)
  • 椀:どびん蒸し(↓ま、松茸が・・・!でも実際はまだシーズン前なので舞茸の風味の方が勝っていました)

  • 焚き合せ
  • 焼き物:スズキのパイ包み(お腹が重くなってきていた所に、一転「洋風」でくるところが心憎いっす)
  • 茶碗蒸し
  • 揚げ物:天々揚げ(お団子や海老にカリカリの衣を付けて揚げたもの)
  • お食事:わかめご飯
  • 汁:なめこと豆腐のお味噌汁
  • 香の物
  • デザート:マンゴープリン

女性向けのメニューなので、それぞれの量は控えめだけれども、これだけ出てくると、さすがにお腹いっぱい。胃腸薬を持ってきて大正解。でも幸せ。
そうそう、忘れてはならないお酒の部。母娘特典の白ワインハーフボトル(和食に合う品種なのだそう)と、今回は広島の地酒で。日本酒は、甘めだけれども、フルーティな香りが良し。皇室仕様?な感じの酒器で上品にいただきました。

「もっと飲め」と周りにおだてられ、杯を重ねたためか、結構飲みすぎたみたいです。食後にもう一度お風呂に行こうと思っていたのに、布団が敷かれるや否や、すぐに眠りに落ちてしまったのでありました。