リンダリンダリンダ

バウス前にて

この休暇中の公約(?)のひとつ、「初めて1人で映画を観に行く」をやってみました。ほら、今日は水曜日で「女性1000円DAY」ですし。
吉祥寺バウスシアターで公開中の「リンダリンダリンダhttp://www.linda3.com/)」でござんす。なぜこの映画にしたのかというと、近場の吉祥寺でやっていて、あとブロスの特集で見て面白そうだったからという、普段あまり映画館に足を運ぶことがないだけに、甚だ単純な理由で決めました。
感想は・・・かなり楽しめました。行ってみて良かった。高校の学園祭直前に、急遽結成された女子バンドの話なのですが、ボーカルになってしまった韓国からの留学生ソンちゃんが、なかなか味が出ていました。日本の女子高生とのカルチャーギャップがコミカルに描かれていて、笑いを誘っていました。あとは香椎由宇さん演じる男前!な女子高生、恵ちゃん(ギター担当)がすごくりりしくて、魅力的でした。同年代の男の子というよりは、女の子にキャーキャーもてそうな感じです。屋上で漫画喫茶をしていた子も、自然な演技ですごくインパクトがあった。ありゃ、ただ者じゃないな。
タイトルの通り、平成育ちの彼女たちが、なぜかTHE BLUE HEARTSを弾くのです。ブルーハーツといえば、私が中学生時代のときの代表的なバンド。監督も同じ年(1976年)生まれだし、なんだか妙にツボです。やっぱり「青春のテーマ曲」ということなのでしょうか。劇中では「リンダリンダ」「終わらない歌」「僕の右手」が使われていましたが、「TRAIN-TRAIN」もあったら良かったのになぁ。
あとほぼ全編に渡って、学園祭の喧騒に包まれる高校が舞台となっているのですが、こ汚い校舎の様子とか、準備に夢中になっている高校生の姿なんかが、かなり効果的に織り込まれていて、やっぱり当時の自分を懐かしく思い返してみちゃったりして。「あー、こんな感じだった!」みたいな。私もそんな歳になってしまったのですねぇ・・・。
「ひとり映画」、なかなかいいもんでした。